島田荘司、坂口安吾

占星術殺人事件 (講談社文庫)

占星術殺人事件 (講談社文庫)

怪事件は、ひとりの画家の遺書から始まった。その内容は、6人の処女から肉体各部をとり、星座に合わせて新しい人体を合成する、というもの。画家は密室で殺された。そして1カ月後には、6人の若い女性が行方不明のあげくバラバラ死体となって…。奇想天外の構想、トリックで名探偵御手洗潔をデビューさせた、衝撃的傑作。

なんど読んでも素晴らしい。トリックは歴史に残るな。金田一少年が邪魔したけど。

英語版もあるらしい。

占星術殺人事件―The Tokyo zodiac murders

占星術殺人事件―The Tokyo zodiac murders


眩暈 (講談社文庫)

眩暈 (講談社文庫)

切断した男女が合成され両性具有者となって蘇る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書きのこした戦慄の日記がさし示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想の作者が驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリの新たな飛翔を決定づけた傑作。

うーん、トリック、動機ともに説得力に欠けるか。面白いのは面白いんだけど。

不連続殺人事件 (角川文庫)

不連続殺人事件 (角川文庫)

戦後間もないある夏、詩人・歌川一馬の招待で、山奥の豪邸に集まったさまざまな男女。作家、詩人、画家、劇作家、女優など、いずれ劣らぬ変人・奇人ぞろい。邸内に異常な愛と憎しみが交錯するうちに、世にも恐るべき、八つの殺人が生まれた!不連続殺人の裏に秘められた悪魔の意図は何か?

素晴らしい。文章に雰囲気があって、犯人は最後まで分からなかったし、探偵の推理は納得させられるし。


斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

斜め屋敷の犯罪 (講談社文庫)

うーん、これは好きじゃない。