読書

takechi2004-02-25


金原ひとみタンの「蛇にピアス」を読む。話は面白い。一気に読んだ。ただ文章が浅いというか軽い。意図的にやってんのかもしれないけど、もともと軽い文章は好きではないので、この点が僕にとってはマイナス。

綿矢リサタンの「蹴りたい背中」を読む。タイトルは秀逸。このタイトルを見た後では他のタイトルは思い浮かばない。作者は「不安なファン」だか「ファンの不安」だかいうタイトルも洒落で考えたらしいけど。文章はやっぱり軽い。これは流行なのか。あと「〜みたいな」という比喩が異様に目立つ。ちょっとくどい。この点は文章が軽いというより幼いといったところか。